こんにちは、たっけーです。
・2020年、2021年の試合数と、試合数に関する情報が知りたい
このような疑問を解決します。
記事の内容
- プロ野球の試合数の変遷と理由
- オールスターの試合数の変遷
- 2021年の試合概要と2021年の試合数
以上をそれぞれ解説します。
記事の信頼性
現在も毎日野球観戦をしています
本記事は、NPB(日本野球機構)、ネット情報を総合的にまとめて作成しました。
本記事を読むと、過去から現在までのプロ野球の試合数の変化が分かる内容となっています。
それでは、本題に入ります。
プロ野球過去の試合数
試合数は過去に、細かく変わっています。
試合数と合わせて、シーズンの開催ルールも合わせて紹介します。
開催ルールと試合数
1960年第~70年代
- 130試合
- 130試合だが、引き分け再試合あり
- 140試合
- 150試合
などいろいろな条件や試合数となっています。
70年代~80年代
- セリーグは130試合
- パリーグは130試合ですが、73年から82年の間は2シーズン制
90年~96年
- セリーグは、130試合で再試合引き分け有り(ただし、94、96年は引き分けがゼロ)
- パは130試合
97年~2000年
- セリーグが135試合で、引き分け再試合あり
- パリーグは、単純な135試合
2001年から
- セ・パとも140試合、引き分けあり
2004年
- セは138試合、パリーグは133試合
- ストの影響でセ・パともに2試合減
2005年、06年
- セリーグが146試合
- パリーグが146試合
- 交流戦36試合
2007年~
- 両リーグ144試合
- 交流戦24試合
- CS開始
ざっくりですがこのように、試合数やシーズンのルールが変わっています。
試合方式やルールも変更
試合数だけでなく、試合方式や優勝決定の方法も変わっています。
- 引き分けの有無
- 再試合の有無
- ダブルヘッダー
- 交流戦
- CS(クライマックスシリーズ)
- 前期、後期制
- 優勝の条件も勝率や勝ち数
等、意味が分からないくらい変化しています。
ダブルヘッダー
ダブルヘッダーについて、かんたんにふれておきます。
ダブルヘッダーとは、特定のチームが1日に2試合することです。
現在は、交通の発達やドーム球場の整備により1999年以降、日本では開催されていません。
上記を考慮しつつ、過去の試合数をご覧ください。
2リーグ制になった、1950年からの試合数です。
2リーグ制後のプロ野球試合数
年度 | セ・リーグ | パ・リーグ |
---|---|---|
1950 | 140 | 120 |
1951 | 120 | 120 |
1952 | 120 | 108 |
1953 | 130 | 120 |
1954 | 130 | 140 |
1955 | 130 | 140 |
1956 | 130 | 154 |
1957 | 130 | 132 |
1958 | 130 | 130 |
1959 | 130 | 130 |
1960 | 130 | 130 |
1961 | 130 | 140 |
1962 | 130 | 130 |
1963 | 140 | 150 |
1964 | 140 | 150 |
1965 | 140 | 140 |
1966 | 130 | 130 |
1967 | 130 | 130 |
1968 | 130 | 130 |
1969 | 130 | 130 |
1970 | 130 | 130 |
1971 | 130 | 130 |
1972 | 130 | 130 |
1973 | 130 | 130 |
1974 | 130 | 130 |
1975 | 130 | 130 |
1976 | 130 | 130 |
1977 | 130 | 130 |
1978 | 130 | 130 |
1979 | 130 | 130 |
1980 | 130 | 130 |
1981 | 130 | 130 |
1982 | 130 | 130 |
1983 | 130 | 130 |
1984 | 130 | 130 |
1885 | 130 | 130 |
1986 | 130 | 130 |
1987 | 130 | 130 |
1988 | 130 | 130 |
1989 | 130 | 130 |
1990 | 130 | 130 |
1991 | 130 | 130 |
1992 | 130 | 130 |
1993 | 130 | 130 |
1994 | 130 | 130 |
1995 | 130 | 130 |
1996 | 130 | 130 |
1997 | 135 | 135 |
1998 | 135 | 135 |
1999 | 135 | 135 |
2000 | 135 | 135 |
2001 | 140 | 140 |
2002 | 140 | 140 |
2003 | 140 | 140 |
2004 | 140 | 135 |
2005 | 146 | 146 |
2006 | 146 | 146 |
2007 | 144 | 144 |
2008 | 144 | 144 |
2009 | 144 | 144 |
2010 | 144 | 144 |
2011 | 144 | 144 |
2012 | 144 | 144 |
2013 | 144 | 144 |
2014 | 144 | 144 |
2015 | 144 | 143 |
2016 | 143 | 143 |
2017 | 143 | 143 |
2018 | 143 | 143 |
2019 | 143 | 143 |
2020 | 120 | 120 |
2021(予定) | 143 | 143 |
最多試合数と最小試合数
最多試合数
1956年パ・リーグの154試合
最小試合数
1972年パ・リーグの108試合
ちなみに2リーグ制以前ですと、プロ野球が始まったとされる、1936年の26試合が最小となっています。
試合数が変わると個人記録も変わる
試合数が変わると、当たり前ですが個人記録も変わります。
記録の偉大さに変わりはありませんが、達成した際の状況が今と違うこともあります。
ちなみに規定打席については、現在のように打席数×3.1ではなく、400打席以上を規定打席と定義していた時代もありました。
なぜ試合数は変わるのか
2020年はコロナと言うことで、特殊なシーズンだったと思います。
しかし過去のシーズンを見ると、少なからずばらつきがあります。このばらつきの原因を探ってみました。
以下のとおりです。
- 収入アップのため
- 巨人戦を増やしたい
- パリーグは移動距離が長い
詳しくみていきます。
収入アップ
試合数の増加の1番の理由です。
現在のプロ野球は、開催されれば多くのお客さんが試合をみにいきます。したがって
↓
観客増
↓
収入増
のように成り立ちます。
NPB、球団側はなるべく多くの試合を行っていきたいというのは、当たり前の考えです。
しかし以前は、試合を行っても観客が入らず、スカスカのスタンドということも多くありました。
赤字になるぐらいなら、試合数は少なくしようといった球団もあったのでしょう。
巨人戦を増やしたい
巨人の人気がなければ、プロ野球が成り立たないという時期が多くありました。
したがって、収入や観客を増やすために、全体の試合数を増やして人気球団の巨人戦を増やそうといった考えです。
現在のプロ野球は、巨人だけの人気ではないことは承知の事実です。
パリーグは移動距離が長い
以前(現在も!?)のパリーグは、移動距離も長く交通機関も発達していなかったため、ダブルヘッダーなどが行われてきました。
このような状況から、試合数が増えてきました。
全てのシーズンに当てはまるわけではありませんが、このような理由があります。
【番外編】オールスターの試合の変遷
少し話がそれますが、オールスターの試合数も見てみましょう。
スタート当初は2試合と3試合でばらつきがあり、1960年代以降は3試合で定着しています。
その後1989年以降は原則2試合となったが、オリンピック開催年のみ3試合行われることになった。
2000年代は基本的に2試合制だが、収益確保や東日本大震災の影響で3試合制になっている年もあります。
現在は2試合制で、4年に一度、地方球場で行われることになりました。
シーズン試合数が減ると記録更新の可能性も⁉
2020年の例です。
試合数が減ったことにより〇〇率と呼ばれる記録は、シーズン新記録がでる可能性が上がっているのではないでしょうか。
その中でも「夢の4割打者は誕生するのか?」
ではないでしょうか。
他にもバースやクロマティも4割にかなり近づきました。
この数字をみると、期待したくなりますね。
結果は残念でしたが・・。
関連記事 プロ野球の歴代最高打率TOP10と天才打者ランキング
その他にも防御率、出塁率、長打率等は可能性がありそうです
2020年、2021年のプロ野球試合数
2020年、プロ野球の試合数
かなりレアケースになった、2020年シーズンの概要です。
- 6月19日開幕
- 試合数120試合
- 交流戦の開催なし
- セ・リーグのCSはなし
- パ・リーグのCSはファイナルステージのみ
このようになりました。
シーズンが行われただけでも、よかったかもしれません。
2021年、プロ野球の試合数
2021年の試合数と概要です。
- 試合数:143試合
- 交流戦:18試合
- 7月19日~8月12日(オリンピックのため中断期間)
- CS(クライマックスシリーズ)は通常通り開催
- 日本シリーズは通常通り開催
2021年は交流戦の開催と、通常通りのCSが開催されるます。
無事に開催されることを願っています。
※2020年2月現在の情報です。
プロ野球の試合数の変遷
試合数の変遷を見ると、いかにプロ野球が変わってきたかが分かる内容となります。またシーズンの開催方式もいろいろ変わっています。
単純な試合数だけでなく、シーズンのルールも大切ですね。
2020年は変則的なシーズンになりましたが、2021年はどうなるのでしょうか。予定通り開催されることを願うばかりですね。
それでは、野球を楽しみましょう。
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