こんにちは、たっけーです。
・無観客試合により、収益はどのくらい下がったか知りたい
・無観客試合の他のスポーツ(サッカー、バスケット)との違いが知りたい
・無観客試合のメリット、デメリットが知りたい
このような疑問を解決します。
記事の内容
- 無観客試合を開催する意味
- 無観客試合は英語で何というか
- 無観客試合による収益の変化
- 他のスポーツ(サッカー、バスケット)との違い
- 無観客試合による選手の影響
- 無観客試合によるメリット、デメリット
以上をそれぞれ解説します。
野球好きの視点で無観客試合について、記事にしました。
野球の無観客試合のメリット、デメリットが分かる内容です。データ等も出しながら分かりやすく説明しますので、是非チェックしてみてください。
それでは、本題に入ります。
野球の無観客試合の開催意味
無観客試合(むかんきゃくじあい)は、スポーツの試合において競技連盟や運営者などが観客を入れずに試合を行う措置のことです。
2020年のプロ野球は無観客試合でスタートしましたが、無観客試合で開催する意味は何でしょうか
やはりプロ野球開催の1番の大きな理由は、少しでも収益を上げることです。
しかし開催した球団は、どの球団も赤字となり収益が減っています。
無観客試合の英語
spectatorsが観客で、matchが試合という意味です。
サッカー、バスケット、バレーボールの無観客試合
これは、「無観客試合」という名称が懲罰的な印象を意味していて、前向きな名称ではなかったため変更にいたったようです。
Twitter上で一般公募して、候補を決定しています。
また競技によっては、「リモートゲーム Remote Game」と呼ぶリーグもあります。
野球については、特に名称変更等はありませんでしたね。
サッカー
サッカーと野球の無観客試合を比べてみます。
面白いデータがあったので紹介します。
ニューヨークタイムズによると、サッカーでは無観客試合になると、審判が無意識にホームチームに有利な判定をしてしまう可能性が取り除かれるとのことです。
要するに無観客試合になるとホーム、アウエーといった考えがなくなり、より公平な判断ができるようです。有観客試合で審判は、無意識のうちにホームチームに有利な判定をしていたことも分かりました。
野球において調査がないので分かりませんが、もしかしたらこのような可能性もあるかもです。
無観客試合による収益の変化
前半戦が無観客試合となった、2020年のシーズンについて収益をみてみましょう。
球団収入の柱は、以下のとおりです。
- スポンサー収入
- 入場料
- 分配金
- 物販
- その他
となっています。
ここから具体的な数値を見ていきましょう
どの球団も2020年は、全ての分野で収益が減っているようです。
以下は、大まかな傾向です。
- 球団収入は昨季に比べ大幅減
- 過去最大の赤字
- 観客動員数も8割減
どの球団もかなり厳しい、経営状況になっています。
楽天
ネットに情報が出ていた、楽天の例です。
- 観客数が182万人から23万人
- 145億あった売り上げが80億
- チケット収入75%減
- 飲食、グッズ販売は70~80%減
- スポンサー収入5%減
- 全体で数十億の赤字
かなり収入が減っているのが分かります。
また現在の所大きな変化のない、選手年俸についても今後、変化があるかもしれません。
今後、開催試合数や登録期間によって、変わっていく制度の一つかもしれません。
選手への影響
無観客試合について、選手は戸惑いながらも前向きにとらえているようです。
以下は石川雅規選手のインタビューです。
普段から試合に入れば音は気にならないのですが、ファンの応援が聞こえなかったということでは。みんなの声援に支えられていたんだということを、今回の無観客試合であらためて感じました
引用 Sportiva
どの選手も、「観客の声援が自分たちの力になっていたのか」を考える機会になった、との発言をしています。
やはりわれわれの声援が、選手の力になるようですね。
生の声も選手のプレーに影響していることが分かりました。
無観客試合のメリットとデメリット
メリット
私が思うメリットは、以下です。
- 打球音が良く聞こえる
- 捕球音が良く聞こえる
- 選手同士の掛け声が良く聞こえる
- 投球の際の静寂
- 観客のヤジがなくなる
音に関する内容がほとんどですね。
プレーや選手の掛け声が良く聞こえる
野球本来の音と言ったらよくないかもしれませんが、選手の声やプレーの音が良く聞こえるようになりました。
私自身は、野球をプレーもするので純粋なプロ野球の音が聞こえ、以前より集中して野球を見るようになりました。打球音の大きさに驚いた方もいたと思います。
ネットで調べてみると、一定数このような意見を持っている方もいるようです。
静寂
逆に静寂が緊張感を演出しているかなと思いました。
今までの野球では、無音の瞬間ってほぼなかったですよね。
無音の心地よさや緊張感を感じました。
これに関しては、純粋に野球の新たな魅力に気づいた瞬間でした。
反対につまらないと言う人もいると思います。
不要なヤジが無くなる
今までは、一定数、選手を傷つけるようなヤジもあったわけですが、これもなくなりました。子供がいたり、見ていた時ににつらくなりますよね。
これに関しては、ホントになくなって良かったなと思います。
今後
今回分かったことは、無観客は経営面を含めるとよくないですが、「試合観戦のスタイルとしては面白いなあ」と思い、新たな発見がありました。
したがって、1試合の中でも1~2回ほど無音の回があってもいいのかなと思いました。
ただ難しいとも思っていますが。
デメリット
メリットもありましたが、デメリットもあります。
以下のとおりです。
- 球場で試合観戦できない
- 収入が大幅に下がる
- 看板などを掲載するスポンサーが下りる可能性がある
球場で試合観戦できない
これは当たり前ですよね。ファンとしてはスタジアムで応援してこその野球ですからね。何とか通常の試合に戻って欲しいですね。
収入が大幅に下がる
これが一番のデメリットですね。
これが全て無くなると、球団の収入が大幅に下がるのも納得できます。もろに球団経営に打撃を与えます。ネット配信やテレビの放映権などもありますが、全てをまかなうことは難しいですね。
関連記事 野球好きの私が選ぶプロ野球をお得にネット、テレビで視聴する方法
スポンサーが減る
上記の内容に続きますが、
観客が来ない
↓
観客がスポンサーの看板をみる機会が減る
↓
スポンサーが下りる
実際に起こっているかは分かりませんが、このような可能性はあります。看板だけでなくテレビ放送やネット配信のスポンサーも、変わってくるかもしれません。
ここからスポンサー収入が減る、といったこともおこります。
無観客試合にもよさはある
無観客試合にもマイナスだけではなく、よさがあることが分かりました。
しかし経営面を考えると、開催するとかなりのマイナスになっていることが分かります。野球を観戦できるのが当たり前ではないことが分かった一年でした。
今後も野球に感謝しつつ、球団や選手を応援していきたいですね。