ゴールデングラブ賞とは?選考基準となぜ批判が起こるのか?

こんにちは、たっけーです。

悩んでいる人
・ゴールデングラブ賞とはどんな賞ですか?
・ゴールデングラブ賞の選考基準や選考方法が知りたい
・ゴールデングラブ賞の受賞選手がおかしいと言われる理由は?

このような疑問を解決します。

本記事の内容

  • ゴールデングラブ賞とはどんな賞?
  • ゴールデングラブ賞の選考基準や選考方法
  • 2020年の有資格者、2019年の受賞者、過去の受賞回数ランキング
  • ゴールデングラブ賞の問題点(批判やおかしいと言われる理由)

以上をそれぞれ解説します。

本記事の信頼性

たっけー
野球歴30年のたっけーが解説します。
現在も毎日野球観戦しています。

ゴールデングラブ賞公式サイトの情報やネット情報を総合的にまとめました。

本記事を読むと、ゴールデングラブ賞の概要(選考基準や選考方法)やゴールデングラブ賞に関する記録、問題点が分かる内容となっています。

メジャーのゴールドグラブ賞との違いなども説明しますので、ぜひチェックしてみてください。

それでは、本題に入ります。

ゴールデングラブ賞とは

ゴールデングラブ賞とは

ゴールデングラブ賞とは、守備のうまい選手を表彰した賞です。セ・パ両リーグ共に、ポジションごとに一人づつ選出されます。

外野手は、ポジション名でなく外野手として、両リーグ3名づつ(合計6名)選出されます。

ここからは、詳しく選考基準や選考方法をみていきます。

選考基準や選考方法

受賞資格

プレーヤーの受賞資格は、一定以上の成績を残した選手が対象になります。
成績の基準は、以下のとおりです。

  • 投手は規定投球回に達している、またはチーム試合数の1/3以上登板していること
  • 捕手はチーム試合数の1/2以上出場していること
  • 内野手はチームの試合数の1/2以上1ポジションの守備についていること
  • 外野手はチーム試合数の1/2以上外野手として出場していること

このようになっています。
成績というよりは、出場数によって有資格者となります。

ペナントレースが終わると、セ・パ両リーグ野球連盟からゴールデングラブ賞の選考基準を満たす「有資格者リスト」が提出されます。

»2020年の有資格者リストは、こちらからご覧ください。

この有資格者の中から選考委員が、ゴールデングラブ賞を決定します。

選考委員とは

選考委員は以下の方たちです。

・新聞社
・通信社
・テレビ局
・ラジオ局

上記の人で
プロ野球担当記者として、5年以上のキャリアを持つ記者が投票します。

※このプロ野球担当記者の投票が、近年問題になっています。後ほど説明します。

2020年ゴールデングラブ賞

2020年のゴールデングラブ賞は、12月18日(木)15:00に発表されます。

ちなみにその他の賞(打率や防御率等)の授賞式、MVPや新人王の発表は、前日の12月17日(水)に発表されます。

テレビ、ネットで視聴することができます。詳しくは»プロ野球の表彰式(NPB AWADS)の概要をご覧ください

賞金とトロフィー

金色のグラブ型トロフィーと賞金50万円が与えられます。

金色のグローブ型トロフィーを持っている写真を、よく見ますよね。

2020年の受賞者が発表されましたら、記載します。

セリーグ

パリーグ

ゴールデングラブ賞の問題点

ゴールデングラブ賞の選出について毎年「批判」や「ここがおかしい」といった、意見をよく耳にします。

まとめた情報は、以下のとおりです。

①本来、ゴールデングラブ賞は守備機会、失策数、UZR、捕手ならばフレーミング、盗塁阻止数等の数値で決定されないといけない。しかし選手の知名度や打撃成績、投手成績によってゴールデングラブ賞が決まってしまう。
②解雇された選手に投票した、記者がいた。

※全てではないですが。

①について昨年2019年の例ですと、パリーグ3塁手部門でUZR4位の松田が受賞となりました。これはおかしいとなったわけです。

ちなみに「フレーミングとは?」と思った方は»フレーミング概要
UZRを詳しく知りたい方は、»セイバーメトリクス用語集をご覧ください。

選考する記者も質を問われている

1番の問題点は「記者の印象による投票」によって、賞が決まるということです。

ですので、ダイビングキャッチやファインプレーのような、派手なプレーや、知名度の高い選手を選ぶ傾向が強いです。実際に記者のコメントを読むと、「派手なプレー」や「印象」で選んでいるのが分かります。

詳しい記者コメントは、投票記者コメントをご覧ください

しかし近年は失策数や守備機会だけでなく、UZR等のセイバーメトリクスでプレーが数値化され、誰でもかんたんに守備力が分かるようになりました。

そこから「UZR(守備力)の数値が低いのに、ゴールデングラブ賞に選出されるのはおかしい」「打撃力や投手力で選んでいる」といった意見が多くなっています。

»UZRランキングはこちらをご覧ください

関連記事 今さら聞けないセイバーメトリクスの基本とは?【分かりやすく解説】

②解雇された選手に投票した、記者がいた

2020年は自由契約となった巨人、吉川大機、モタに票が入りました。
「なぜこのようになったのか?」「無記名ではなく記名式にするべき」といった議論が起こっています。

このようにツイートさせてもらいました。

ゴールデングラブ賞はMVPと同じ

②については、論外なので省略します。
そこで以下のように提言します。

新人王、MVP、ゴールデングラブ賞、ベストナインは数字で争うものではないと理解しましょう。そして「いい加減で良い」と割り切る必要があります。

実際UZRはデータ会社のデータなので、100%正しいとは言いきれません。したがって予想しながら当日を待って、「当たっていた」「外れていた」ということを楽しみましょう。

このほうが幸せに見れます。選手はつらいですが。
個人的には、「記者の質が上がって欲しい」と思っています。

参考までにメジャーについても説明します。

メジャーリーグのゴールドグラブ賞

メジャーでは、ゴールデングローブ賞ではなく、ゴールドグラブ賞と呼ばれています。

メジャーリーグの場合、記者ではなく監督、コーチの投票により選出されます。選出方法は、日本と変わりませんが、日本よりUZRやフレーミングといった、セイバーメトリクスの点から評価されます。

実際のデータもMLBが公表しているので、信用性が高いです。

ただメジャーリーグでも「監督、コーチの印象でゴールドグラブ賞が決まる」といった印象も少なからずあります。ゴールドグラブ賞、常連のジーターは、「実は守備がうまくなかった」ということが、データにより証明されています。

過去の情報なので、微妙な所もありますが。
ですので、この賞は日米どちらでも賛否が起こる賞です。

ゴールドグラブ賞に関するその他の疑問

なぜ外野手はポジションごとの選出ではないのか

悩んでいる人
なぜ外野手はポジションごとの選出ではないのか?
たっけー
詳しい理由は、分かりませんでした。推測ですが
・外野手は、ポジションごとの特殊性が少ないので、まとめて評価しよう
・レフトの守備力がゴールデングラブ賞に値するのか疑問
といった理由が、あるのでは。

過去に該当者なしはあるのか

悩んでいる人
過去に該当者なしはありましたか?
たっけー
2010年のセリーグ一塁手で「該当者なし」がありました。

ここからは、2019年の表彰者と歴代の記録ををみていきましょう。

2019年のゴールデングラブ賞と過去の記録

2019年のゴールデングラブ賞と過去の記録

2019年のゴールデングラブ賞受賞者

セリーグパリーグ
【投手】
西勇輝:初
【投手】
千賀滉大:初
【捕手】
梅野隆太郎:2年連続2回目
【捕手】
甲斐拓也:3年連続3回目
【一塁手】
ホセ・ロペス:4年連続5回目
【一塁手】
内川聖一:初
【二塁手】
菊池涼介:7年連続7回目
【二塁手】
浅村栄斗:2塁手で初
【三塁手】
高橋周平:初
【三塁手】
松田宣浩:7年連続8回目
【ショート】
坂本勇人:2年ぶり3回目
【ショート】
源田壮亮:2年ぶり2回目
【外野手】
丸佳浩:7年連続7回目
鈴木誠也:2年ぶり3回目
大島洋平:2年連続7回目
【外野手】
秋山翔吾:5年連続6回目
荻野貴司:初
西川遥輝:2年連続3回目

歴代受賞者と回数

最多受賞回数

リーグ回数選手所属
パリーグ12回福本豊阪急
セリーグ10回山本浩二
駒田徳広
古田敦也
宮本慎也
広島
横浜
ヤクルト
ヤクルト

最多連続受賞

リーグ選手球団年数
パリーグ福本豊阪急12年連続(1972~1983年)
セリーグ山本浩二広島10年連続(1972~1981年)

最年長受賞

リーグ選手球団
パリーグ稲葉篤紀日本ハム40歳2か月
セリーグ宮本慎也ヤクルト41歳11か月

最年少受賞

リーグ選手球団
パリーグ松坂大輔西武ライオンズ19歳1か月(1999年)
セリーグ立浪和義中日19歳2か月(1988年)

オフシーズンも野球を楽しもう

ゴールデングラブ賞は、各ポジションで守備の優れた選手に贈られる賞です。ちょっと問題もありますが、賞の発表を楽しみましょう。

発表は12月18日(木)になります。前日17日には、その他の賞の発表もあります。

»プロ野球の表彰式(NPB AWADS)の概要、表彰者、予想は?

もう少し野球に関するイベントは続きます。
年末には»NPBジュニアトーナメントが開催されます。未来のプロ野球選手を探してみては、いかがでしょうか?

野球ライフの参考になればと思います。