こんにちは、たっけーです。
・オープン戦の開催意味が知りたい
・オープン戦と練習試合の違いが知りたい
・2021年のオープン戦の日程や放送、配信予定が知りたい
このような疑問を解決します。
記事の内容
- プロ野球のオープン戦の概要
- オープン戦と練習試合の違い
- オープン戦を開催する意味
- 2021年のオープン戦の概要、放送、配信予定
以上をそれぞれ解説します。
記事の信頼性
現在も毎日野球観戦しています
本記事は、NPB(日本野球機構)、各NPB球団、動画配信サービス、ネット情報を総合的にまとめました。
初心者の方にも分かりやすく、一からオープン戦や練習試合について解説しますので、ぜひチェックしてみてください。
それでは、本題に入ります。
オープン戦の概要
オープン戦の正式名称は「春季非公式試合」です。
入場料も安く設定され、解放されない座席もあります。
また試合時間も以前は、昼間が多かったですが、最近はナイトゲームの試合も増えています。
オープン戦とは和製英語で、英語では”exhibition game”または”pre-season game”と言われ、他競技で用いられる「エキシビジョン」「プレシーズンマッチ」とほぼ同義です。
このように言われると、「練習試合と何が違うのか?」となりそうなので説明します。
練習試合との違い
オープン戦は、NPB(日本野球機構)の元、行われる試合。
練習試合は、両球団の申し合わせで開催されます。
もう少し深堀します。
オープン戦のルール
シーズン公式戦と違う、オープン戦の主なルールです。
- 延長戦がない(9回まで)
- 支配下以外(育成選手)の選手も出場可能
- DH制の有無を、自由に選択できる
主なルールとして、このようになっています。
補足です。
シーズン公式戦は、12回まで行われるがオープン戦は同点であっても9回で終了します。
シーズン公式戦に出場資格があるのは、支配下登録されている選手のみです。しかしオープン戦は、その球団に所属している選手なら、誰でも出場できます。1軍、2軍、育成選手といった、くくりはありません。
シーズン公式戦は、パリーグ主催試合のみDH制が採用されます。しかしオープン戦は、チームごとにDH制の有無を決めることができます。キャンプ前半は、打者の打撃機会を多くするためにDH制を採用し、後半は実践に近づけるため、DH制を採用しないといったような、チームごとの選択が行われます。
これに対して練習試合のルールです。
練習試合のルール
練習試合はルールの規定がありません。したがって対戦チームの合意により、ルールを決めることができます。
【例】
- DH制の有無
- 9回裏の有無
- 6イニング制
- 打順を10人で組む
- 再出場可能
上記のように、対戦チームの合意があれば、極端に言うと何でもありです。全く、勝ち負けにこだわらない試合、ともいえそうです。
また対戦するチームも台湾や韓国、独立リーグ、社会人野球の球団と対戦することもあります。
普段は見れないような対戦もあるため、マニアックなファンにとっては注目の試合です。
この他に紅白戦もありますが、チーム内の練習試合と思うと分かりやすいです。
オープン戦を開催する意味
開催する意味は、以下のとおりです。
- 選手の実践感覚を取り戻す
- 実績のない選手のアピールの場
- 監督やコーチが選手の状態を把握する
- 収入のアップ
- 球場係員や売店の試し売り、応援の練習
- 地方のファンに野球を楽しんでもらう
詳しくみていきましょう
選手の実践感覚を取り戻す
実績のある選手が実践感覚を取り戻したり、新たなことを試す場です。
実績のある選手は、無理をする必要がありませんので、自分のペースで調整します。特にオープン戦序盤は、数打席、1回の投球で終わるといったこともあります。
実績のある選手にとっては、オープン戦は練習試合です。結果よりも感覚を確認する「開幕戦に向けた調整」といった意味が強いです。
実績のない選手のアピールの場
実績のない若手や控え選手にとって、オープン戦は開幕1軍に上がるための、最も大切な試合です。1軍の監督や、コーチに実力をアピールする大切な場所です。
したがって実績のない選手は、死に物狂いで試合にのぞみます。「開幕1軍をかけた勝負の場」といったイメージです。
監督やコーチが選手の状態を把握する
監督やコーチが、選手の状態を把握する場です。新人選手や移籍選手、ベテラン、中堅全ての選手の状態を試合で確認する場です。
また自身の采配の確認や、チームの戦術を試す貴重な機会になります。
その他にも相手チームの選手の状態を確認したりと、かなり大切な試合です。
監督やコーチにとっても大切な場ですね。
収入のアップ
プロ野球である以上、収入は大切です。オープン戦であっても入場料はかかります。しかし入場料はシーズンより安めに設定され、一部座席は解放しない場合もあります。
収益確保の面からみても、球団、NPBにとって大切なイベントです。
安くプロ野球を楽しみたいと思ったら、オープン戦はおすすめです。
球場係員や売店の試し売り、応援の練習
「球場にいる全ての人の練習の場」といっても過言ではありません。
球場スタッフの仕事の確認や、売店の試し売りなどもあります。応援団の応援の仕方の確認もあります。このように考えると、プロ野球に関わる全ての人の練習の場です。
極端に言えば、観戦する私たちも観戦の練習です。
シーズンを占う大切な試合です。
シーズンの順位予想をしたり、選手の成績を予想する場です。
考え方によっては、ファンにとって最も楽しい季節かもしれません。私は「今年もシーズンが始まるなあ」と感じる季節です。
地方のファンに野球を楽しんでもらう
なかなか公式戦が行われない地方都市で開催されることも多く、地方のファンに生でプロ野球を見てもらうという役目にもなっています。
2021年は観戦できるか分かりませんが、地方のプロ野球ファンにとって貴重な機会ですね。また交流戦はありますが、セ・パ両リーグの対戦が見れる少ない機会です。
以上ですが大切な試合ということが、分かったと思います。
2021年のオープン戦概要
2021年のオープン戦の概要を確認します。
- 開催時期は、2月の終わりから3月の後半まで
(2021年は、2月23日~3月21日)
観客の有無などは、分かり次第更新します。
試合日程と放送、配信予定
試合日程と放送予定は、以下の記事で球団ごとに説明しています。
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オープン戦からプロ野球を楽しもう!
オープン戦の意味や開催意義が、分かっていただけたと思います。
オープン戦を楽しみながら、シーズン公式戦も楽しんでいきましょう!