野球における理想のスイング軌道とは?【科学的な根拠を動画、画像付きで解説】

こんにちは、たっけーです。

バッティングで打てなくて悩んでいます。いろいろな練習をしていますが、打てません。バットの軌道は、ダウンスイング、レベルスイング、アッパースイングのどれが正解ですか?またおすすめの練習方法が知りたい。

このような悩みを解決していきます。

本記事の内容

  • 科学的な理想のバッティング軌道とは、どんなスイングか(正面、横からの画像、動画有)
  • 理想のバット軌道の理由
  • ボールのどこをミートするといいのか?
  • スイング軌道の注意点
  • スイング軌道を確認するアプリ、商品の紹介
  • スイング軌道を治す練習方法

以上の内容を、それぞれ解説します。

本記事の信頼性

たっけー
野球歴30年のたっけーが解説。
現在も草野球でプレー中。
お前誰だよって感じなので、画像や動画、科学する野球という本公認野球規則(野球のルールブック)の情報を交えて分かりやすく解説していきます。
本記事を読むことによって、科学的根拠や事実からみた、理想のスイング軌道が分かります。またおすすめの練習方法が分かりますので、明日から練習で試すことができます。

科学的に正解が分かる時代です。正確な情報や自分に合った練習方法を見つけることによって、早く結果が出ます。

打てる選手になれるよう、正しい努力をしましょう。

それでは本題に入ります。

野球(バッティング)における理想のスイング(ヘッド)軌道

結論 以下の画像

横から見た理想のスイング軌道

正面から見たスイング軌道

上記の軌道が、ホームランのスイング軌道(ヘッド、芯の軌道)です。そして確率よくボールをとらえ、1番ボールが飛ぶバット軌道です。

なぜか?

科学する野球という本に答えがのっていました。以下引用です。

指導で言われる「最短距離」とは「できるだけ短い時間でバットを運べ」という意味である。その最短時間を与えるバットの軌道は、サイクロイド曲線になる。サイクロイド曲線とは、滑らずに直線状を回転する円周上の定点によって描かれる曲線である。

引用 科学する野球

言葉では分かりづらいので、動画をご覧ください。

動画をみていただくと、冒頭で見た画像のバット軌道と同じことが分かります。すなわち最短距離で振るとは、サイクロイド曲線のスイング軌道ということになります。

上からたたくようなスイングが、最速のスイングではないことが分かります。

そして、プロ野球選手のスロー動画を見ていただくと、必ずサイクロイド曲線のスイング軌道になっています。科学的な視点から見ると、これで内容として解決です。あとはマネをすればOKです。

プロ野球選手のバッティングのスロー動画

ちょっとざっくりしすぎですかね。
本質は上記で解決ですが、もう少し説明します。

芯に当たる確率(打率)の高いスイング軌道(レベルスイング)

もう少し物理的な視点で説明します。

【ボールの軌道に対して水平(レベルスイング)】
投手が投げたボールの軌道は、どんなに速いボールでも上から下に来ます。これは、マウンドの高さ(25.44cm)+身長の高さ+重力があるからです。
これは、誰でも分かると思います。
※25.44cmは、ルールで決まっているプロ野球のマウンドの高さ
投手が投げたボールの軌道

ボールの軌道は、プロ野球選手でも地面から3~18度の角度と言われています。ボールが遅ければもっと、もっと角度が大きくなります。

実際に三角比から計算してみたのですが、身長180cmで重力を計算に入れないストレートで6度です。重力や球種、球速によって、角度はもっと大きくなります。また腕の長さを入れたら、もっと大きくなります。

このボールを効率よくとらえる方法が、上記のバット軌道で、なだらかな円で下から上に振るバット軌道です。
ボールの軌道に対して水平(レベル)に振るので、タイミングが遅くても当たるし、早くても当たります。よく言われる、線でとらえるイメージです。
※地面と平行(レベルスイング)ではありません。間違えやすいので注意

ダウンスイングの軌道

ダウンスイングの軌道

ダウンスイングと言われるスイングだと、1点しか打てるポイントがありません。タイミングが完璧の時だけですね。そもそもタイミングが完璧に合うことは少ないですよね。
物理的にボールに当たる確率が低いスイングです。誰でも分かると思います。

以上のことから

下から上に向けて振るスイングが、ボールに当てやすい(ヒットになりやすい)スイングになります。
ストライクのボールをスイングするなら全て、このスイング軌道になります。ボール球の高めなら、地面と平行(レベルスイング)になるかも。

理想のスイング軌道は、何となく分かってきたと思います。
次にボールのどこを打てば、ホームランに(ヒット)なるのか考えます。

ボールのミートする場所

ボールの中心から1.6cm下を打つことによって、ホームランになります。

なぜか?

データが出ていて、1番ボールが飛ぶ位置だからです。

1番ボールが飛ぶ角度は、地面から30度前後に飛んだボールです。この位置に飛ばすためには、ボールの中心から1.6cm下を打つことです。

スタッドキャストのトラッキングデータによって、スイング軌道やボールの角度、飛距離が正確に分かるようになりました。プロ野球の中継で、知られるようになってきました。(日本は、トラックマンのみ)

26〜30度の打球を打ち返すには、スイングの角度が9度ボールの中心より1.6cm下の位置を打つと良いとされています。

引用 球ログ

※スタッドキャストは、野球のあらゆるプレーを数値で表せる機器。

その結果の数値が

地面から30度前後のボールで、158キロ以上のスイングスピードだとホームランになります。

158キロ以上のスイングスピードは、なかなか難しいです。ただ自分の飛距離を伸ばすためには、30度前後にボールを飛ばすことが大切です。

ティーだったら(顔の高さぐらいに打つイメージ)

スイングスピードが遅ければ、もう少し低い弾道になるかも。ロングティーで微調整です。

スイングスピードを伸ばすなら、こちらの記事がおすすめ »バッティングの飛距離を伸ばすトレーニング【ポイントは4つ】

もう一つ科学的な根拠を紹介します。

マグヌス効果

ボールの下を打つことによって、ボールにバックスピンがかかります。イメージとして、何となく分かると思います。

バックスピンをかけることによって、マグヌス効果がでます。

マグヌス効果(マグヌスこうか、英: Magnus effect)とは、回転しながら進む物体にその進行方向に対して垂直の力(揚力)が働く現象を言う。

引用 Wikipedia

プロ野球選手が「ボールにスピンをかける」というような話ですね。
詳しくは、以下の動画で分かりやすく解説しています。ピッチングの話ですが、バッティングにも生かせます。

マグヌス効果

バット軌道の注意点

イメージで「上からたたく」や「下から打つ」等ありますが、実際のバット軌道は上記の軌道です。

人によって「アッパースイングのイメージ」や「たたくイメージで」といわれますが、感覚と実際のバット軌道を間違えないようにしましょう。

感覚として、上からたたくは正解です。
実際は、下から振っているようにみえることもあります。
もちろん地面と平行のレベルスイングも、感覚として正解です。

感覚も大切ですし、実際の動きも大切です。

長くなったので一旦まとめます。

理想のスイング軌道(結論)

横から見たスイング軌道

正面から見たスイング軌道

  • 上記のバット軌道でボールの中心から1.6cm下を打つ
  • ボールの角度は30度前後を意識(ティーなら顔の高さに、こすって上げるイメージ)

角度は、スイングスピードによって調整する。

※詳しい練習方法は、後ほど紹介します。

スイング軌道とボールのどこを打つか、分かってきたと思います。ここからは、どのような練習をすると理想のバット軌道になるか説明します。

上達方法と練習方法

上達方法と練習方法

正直、特別な練習方法は必要ありません。
打撃の極意が分かれば、自分に合う練習ならどんな練習でもいいと思います。

そうは言ってもということで、以下のステップがおすすめです。

  • 手順① 自分のバット軌道を確認(動画やアプリ、バットセンサーがおすすめ)
  • 手順② プロ野球選手と比べて、どこが違うのか調べる
  • 手順③ 練習で試す
  • 手順④ 1、2、3を繰り返す

①自分のバット軌道を確認(アプリ)

自分のバット軌道が正しいのか確認します。

確認する際は、スマホの動画かアプリがおすすめです。

連続写真でもOKです。
自分が分かりやすい方法でOKです。

おすすめアプリは、以下の2つです。

ZEPP Baseball

アプリのダウンロードは、無料です。

ハイテクなアプリで、使い方次第で打撃力が上がります。

付属の商品をグリップにつけることによって、科学的にバット軌道が分かります。

また3D再生をしたり線を書いて、自分のバッティングフォームを確認できます。

※現在付属商品の販売は、ありません。

Zepp Baseball

Zepp Baseball

Huami Inc.無料posted withアプリーチ

KiZuki

ゴルフ用ですが、野球でも使えます。
こちらは、シンプルなアプリで、スロー再生や動画に線を書くことができます。

無料でダウンロードできます。

ゴルフスイング・カメラ - KiZuKi

ゴルフスイング・カメラ – KiZuKi

MAPPLE ON, Co., Ltd.無料posted withアプリーチ

SSKスイングバットセンサー

スイングセンサー
引用 amazon

SSKから発売されているスイング軌道が分かる商品です。

この商品をバットのグリップにつけると、以下のことが分かります。

  • スイング数
  • 平均ヘッドスピード
  • 最速ヘッドスピード
  • 最速グリップスピード
  • ヘッドの角度

などが分かる商品です。

こういった商品をうまく使うと、理想のバット軌道を手に入れることができます。

②理想のバッティングフォーム(比べる)

うまい人やプロ野球選手と比べます。比べるには、理想のバッティングフォームが分かっていないといけません。

比べると、自分のおかしいところが分かります。

③練習で試す

おかしいところを直します。

イメージと実際の動きを動画で確認しながら、練習で試します。

④繰り返す

上記3つを繰り返すことによって、少しずつよくなってくると思います。時間はかかると思いますが、確実に良くなります。

ボールの飛距離を伸ばすと理想のスイング軌道になる

全てを意識しつつロングティーを行うのも大切です。

なぜロングティーをおすすめするかと言うと、遠くにボールが飛ぶスイング=適度に力の入った理想のスイング軌道だからです。

逆を言うと、理想のスイング軌道でなければ遠くに飛ばないということです。ですから、遠くに飛ばす練習をすることによって、理想のスイング軌道につながります。

関連記事 バッティングの飛距離を伸ばすトレーニング4選とコツを紹介

【まとめ】野球の理想のスイング軌道

横から見たバット軌道

正面から見たバット軌道

全てまとめると

  • スイング軌道(ヘッド、芯)は、緩やかな下から上のサイクロイド曲線
  • ボールの中心から1.6cm下を打つ
  • ボールの角度は、30度前後を意識(ティーなら顔の高さに打つ)スイングスピードによって調整
  • 動画をとりながら修正していく

トレーニングを最大限に出すなら»筋繊維を測って効率よくトレーニングをしましょう。

うまくいかない時は、休養と栄養も見直しましょう。

最後まで読んでいただきありがとうございました。