田沢ルールとは?概要と問題点を野球好きの視点から考察

  • 2020年7月15日
  • 2021年8月11日
  • 記録

こんにちは。たっけーです。

悩んでいる人
・野球の田沢ルールって何ですか?
・田沢ルールの問題点が知りたい
・田沢純一選手ってどんな選手なのか知りたい

このような疑問を解決します。

記事の内容

  • 田沢ルールの概要
  • 田沢ルールの問題点と関係性(吉川峻平、大谷翔平との関係)
  • 田沢純一選手の概要

以上をそれぞれ解説します。

記事の信頼性

たっけー
野球歴30年のたっけーが解説します。
現在も毎日野球観戦しています

本記事は、NPB、ネット情報、公正取引委員会の情報をまとめて記事を作成しました。田沢ルールについて分かりやすく解説しつつ、田沢選手についても深堀りしていきます。

本記事を読むと、田沢選手や田沢ルールについて、分かる内容になります。また吉川選手、大谷選手と田沢ルールの関係についても解説します。

それでは、本題に入ります。

田沢ルールとは

田沢ルールとは

渡米するアマ選手がドラフト指名を拒否、もしくはNPB入り拒否の意思を示した上で海外球団と契約した際は、帰国後に高卒なら3年間、大卒と社会人選手なら2年間はNPB球団と契約できないという申し合わせのことです。

2008年、新日本石油所属の田沢純一選手は、プロ入りが確実視される有望選手でした。ところが田沢選手は「日本のドラフトを拒否して」、メジャーリーグのボストンレッドソックスに入団してしまいました。

有望な新人選手が日本でプロ野球選手とならず、メジャーに流出したことにより、日本プロ野球界に大きな衝撃となりました。

そこで、有望な選手をメジャーリーグに流出させないめに、田沢ルールができました。
この田沢ルールにより、日本プロ野球を介さずにアメリカに渡った選手は、日本に戻ってきても2年から3年どのチームにも所属できなくなりました。

そもそも問題点の多い制度で、プロ野球ファンの間でも評価が分かれる制度です。

かんたんに賛否を見てみます。

田沢ルール撤廃に反対の意見

田沢ルールを撤廃すると、ドラフト制度が成り立たなくなる。

意中の球団ではない→MLBに移籍

このようになってしまうのではないか。

またドラフト指名も形骸化され、メジャー球団がお金で有望選手を獲得。数年後、ダメになったら日本に帰ってくるといったことが起こる。

「日本のプロ野球にスター選手がいなくなる」という意見

一方、撤廃に賛成意見です。

田沢ルール撤廃に賛成の意見

選手を縛るようなルールでいいのか?むしろ選手の自由を思うなら、すぐに撤廃するべき。そして日本に帰ってきても「ドラフトで指名されるのは、おかしいのではないか?」

といった意見が上がっています。

田沢ルール撤廃

2020年9月7日に日本プロ野球選手会がNPB(日本野球機構)側に申し入れ、田沢ルールの撤廃を要望しました。

これによりNPB側は、田沢ルールの撤廃と新たなルールを作らないことも決定されました。このようなことから、田沢選手もドラフト指名対象選手になりましたが、どの球団も指名しませんでした。

その後公正取引委員会は田沢ルールについて、独占禁止法に違反する疑いがあると発表しました。しかし9月に田沢ルールは廃止となったため、NPBに処分は行われませんでした。

ごちゃごちゃ難しい言葉ばかりですが、「選手が自由に球団(日本、海外)を選べないのはおかしい」「NPBが自分達を守っているだけだね」といった話で、撤廃されました。

吉川峻平

田沢ルールを話す上で、もう一人忘れていはいけない選手がいます。

吉川峻平投手です。
ご存じない方のために、かんたんに紹介しておきます。

2018年、社会人選手でドラフト候補の吉川選手は、ダイヤモンドバックスとマイナー契約を結びました。

問題点は、社会人野球の規定でプロと契約する前に、選手登録を抹消しなければいけません。しかし抹消を行わず、なおかつ交渉してはいけない期間にMLBスカウトと数回接触、入団交渉を行いました。これが規定に抵触しました。

これにより社会人野球の再登録資格をはく奪され、事実上の永久追放となっています。

吉川選手も田沢ルールの対象選手でしたが、ルール撤廃により日本に帰ってきた際は、ドラフト対象選手となります。

社会人野球に復帰できるかは、法律が絡んでくるので分かりません。
現在もダイヤモンドバックス傘下の、マイナーチームに所属しています。

日本に帰ってくるとなると、話題になるかもしれません。

大谷翔平(抜け道⁉)

仮の話ですが大谷翔平選手も、田沢ルールの対象になっていた可能性はあります。

しかしご承知のように、NPBでプレーしないと言っていた大谷選手を日本ハムが強行指名し、数年後にポスティングシステムで移籍させました。

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これは、田沢ルールの裏をついた、戦略と言ってもいいかもしれません。裏で「数年後MLBに移籍させてあげるから、うちの球団に来てくれ」「表向きはNPBは全球団、拒否」といったルールの抜け道的な戦略も可能でした。

※これは仮定の話ですので、日本ハムと大谷選手の間で密約があったというものではありません。

田沢純一とは

田沢純一とは
引用 日刊スポーツ

田沢ルールについて分かったところで、田沢純一選手について深掘りします。

生年月日1986年6月6日(34歳)
出身地神奈川県横浜市
ポジション投手(右投右打)
経歴横浜商大高校
新日本石油ENEOS
ボストン・レッドソックス(2009~2016)
マイアミ・マーリンズ(2017~2018)
ロサンゼルス・エンゼルス(2018)
埼玉武蔵ヒートベアーズ(2020)
味全ドラゴンズ(2021~)

成績

MLB時代の成績です。
※2010年はトミージョン手術のリハビリのため全休

勝ち負けホールド防御率
20092307.46
2010
20110006.00
20121151.43
201354253.16
201443162.86
201527164.14
201632164.17
20173595.69
20181127.07
MLB通算2126894.12

9年間メジャーリーグで過ごし、2013年にはレッドソックスのワールドシリーズ制覇の原動力になっています。

ケガも多くありましたが、実績としては一流に入るのではないでしょうか。

年俸推移

年俸についても紹介していきます。

※ネット情報なので、信ぴょう性は低い可能性あり
1ドル=110円

引用 OASIS JOURNAL
年俸(推定)
2009年134万ドル(約 1,47億円)
2010年133万ドル(約 1.46億円)
2011年133万ドル(約 1.46億円)
2012年92万ドル(約 1億円)
2013年81万5000ドル(約 9,000万円)
2014年127万5000ドル(約 1.4億円)
2015年225万ドル(約 2.48億円)
2016年337万5000ドル(約 3.7億円)
2017年500万ドル(約 5.5億円)
2018年700万ドル(約 7.7億円)
2019年不明
2020年不明

生涯年俸は、2020年の時点で、25億円前後稼いでいると思われます。

この他にも出来高等があると、もっと多くの額をもらっていることになります。

年金

メジャーリーグには、年金という制度があります。

現在のメジャーリーグの年金制度では、43日以上のメジャー登録があれば受給資格が発生する。シーズンを重ねるごとに受給額も上がっていき、10シーズンで満額支給。支給年齢は一般的に62歳から(前倒しも可能)で、もちろん生涯年金であり、死去するまで支給される。一般的な年金のように積立金も必要ではない。

引用 AERA dot

在籍した年数により金額が変わります。

満額:約2,000万円(1万5,000ドル)
9年:満額の90%
8年:満額の80%
7年:満額の70%
6年:満額の60%
5年:満額の50%

このようになっていて、田沢選手は年金を受け取ることができます。

MLB在籍年数が約9年なので、15万7,500ドル(約1,700万円)を受け取ることができます。

結婚と家族

ネットで調べてみても、家族や結婚についての情報はありませんでした。

現在のところ、結婚はしていないようで独身です。

このへんは選手のプライベートの部分なので、そっとしておきましょう。

田沢ルールのまとめ

問題のあった田沢ルールがなくなったのはいいことですが、NPB側の問題については、闇のかなたへ消えていきました。責任の所在は?といったことも分からずですね。

一応、問題は解決しましたが、今後メジャー思考の強いドラフト候補選手が出てきたときに、どうなるのか注目してみたいですね。

野球ライフの参考になればと思います。

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