アンリトンルール8選とくだらないと言われる理由は?【野球歴30年の私が解説】

  • 2020年10月17日
  • 2021年9月29日
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悩んでいる人
・アンリトンルールで有名なルールが知りたい
・アンリトンルールがくだらないと言われるけど理由は?

このような疑問を解決します。

本記事の内容

以下のような内容を解説します。知りたい項目をタップしてもらうと解説箇所に飛びます。

ざっくりアンリトンルールについて知りたい場合は、順に読み進めてください。

本記事の信頼性

たっけー
野球歴30年のたっけーが解説
現在も草野球でプレー中

ネット情報、書籍の情報を交えて解説していきます。

本記事を読むことによって、アンリトンルールとは、いったい何なのか。
歴史や理由、「そんなことまでアンリトンルールなの?」といった事実を紹介します。
この記事では、多くの事例を挙げて書かれざるルールの起源と発展について、また長い年月の間にどのように適用され、どのようなルール違反があったかも合わせて紹介します。

それでは、本題に入りましょう。

アンリトンルール(Unwritten Rules)とは

アンリトンルールとは

ルールブックに書かれていないけど、守らなければいけないルールのことです。
非公式ルールのことですね。不文律、紳士協定と呼ばれたりします

野球選手なら知っていて当然、といった考え方もあるようです。

このルールは「点差が離れているとき盗塁をしてはいけない」といった、分かりやすものだけでなく「ゴロでも一塁に全力疾走しろ」といった小学生でも分かるようなルールも含まれています。

※実際、過去のMLBのエピソードで、味方選手がチームメイトに謝罪したケースもあるようです。

ルールブックにのっていない野球の習慣は、良くも悪くもアンリトンルールということです。

小さなことまで含まれているわけで、私が読んだメジャーリーグの書かれざるルールには、約140ものアンリトンルールが紹介されています。

140ぐらいありますが、今は採用されていないと思うルールもあります。時代と共に変わるのもアンリトンルールです。

有名なアンリトンルール8選

有名なアンリトンルール

ここからは有名なアンリトンルールについて、詳しく見ていきましょう。

メジャー編

  • 大差がついた試合で勝っているチームは、ボールカウント3-0から打ちにいってはならない
  • 大差がついた試合で勝っているチームは、盗塁をしてはならない
  • ノーヒットノーランや完全試合が継続中に、バントヒットを狙ってはならない
  • ピッチャーはバッターに当てても謝ってはならない
  • ピッチャーが打者をおさえた時、派手なガッツポーズをしてはならない
  • 打者がホームランを打った時、塁間をゆっくり走ってはならない
  • 打者がホームランを打った時、派手なガッツポーズ(バット投げ)をしてはならない
  • 連続本塁打の直後は初球を打ってはならない

ここら辺は誰でも知っているようなルールで、基本的なアンリトンルールと言えそうです。

日本編

私がリサーチした情報です。
もっといろいろあるかもしれませんが、主なところです。

  • 大差がついた試合で勝っているチームは、盗塁をしてはならない
  • 大差がついた試合でピッチャーが打者の時、三振しなくてはならない
  • 引退試合の時、引退する打者にストレート勝負をしなくてはならない
  • 引退試合の時、引退するピッチャーから三振しなければならない

基本的には、メジャーと同じですが違う部分もあります。

引退試合のアンリトンルールは、メジャーではそもそも引退試合の概念がないので、日本独自のルールと言えそうです。いつから始まったのか気になりますね。

アンリトンルールの考え方

アンリトンルールの考え方

アンリトンルールとは、一言で言えば「野球と野球関係者すべてをリスペクト(尊敬)せよ」ということになります。

「プロとして自分がされたくないことはするな」

違反すれば互いに気持ちよくプレーできず、必要以上の悪い感情を抱いてしまう

これを解消するために、「一定の報復が必要であり当事者も報復を受け入れると、平常時のプレーに戻れる」という考えの元、アンリトンルールが成り立っています。

現代では行き過ぎている、と感じる人が多いです。
リスペクト(尊敬)という言葉の価値観が、国や選手によって違うのでしばしば問題になります。

アンリトンルールの解釈の違い

アメリカと日本、その他の国によってアンリトンルールに対する考え方も違います。

全ての野球関係者に尊敬(リスペクト)が必要と言いましたが、国によって価値観はさまざまです。

点差が離れているとき

・メジャーでは、手を抜くのが相手を尊敬(リスペクト)
・日本では、手を抜かず全力でプレーするのが相手を尊敬(リスペクト)

となっています。

また
大量リードの時に盗塁をしてはいけないとあります。

大量リードとは一体何点なのか、昔は5、6点が大量リードだったがホームランの増加で近年は、大量リードとは言えなくなっている。現在は、このような時に盗塁をしても問題がないとされそうです。

ただ日本人の価値観からすれば、国際試合なら点差に関係なく盗塁したいと思うはず。

国際試合も多くなってきたので、国ごとに解釈が違うので、ルール変更が必要になってきています。
※公式ルール、アンリトンルール共に

なぜアンリトンルールがあるのか?

野球の一つ一つのプレーは、お互い(チームや選手)の一定の行動規範や信頼関係、約束事があるから成り立っています。

例えば、投手とバッターの間には、「バッターが構えたら投手がボールを投げる」といった、お互いの暗黙の了解と信頼関係があります。

細かくルールを決めろと言うのも、おかしな話ですよね。
それが野球の良さであり、悪さでもあります。

そのルールが試合だけでなくダッグアウト、クラブハウス、記者席、客席まで独自の規範が存在しています。

野球のアンリトンルールと言われると、「意味がない」「くだらない」と思う方も多いと思いますが、一定の行動規範や信頼関係によって成り立っているスポーツともいえます。

いつからアンリトンルールがあるのか?

もともと全ての野球のルールは、アンリトンルールだった。

野球の根底にある習慣や協定の多くは、書かれざるルールとして始まったものが、後に公式規則として採用されたものです。

公式ルールを制定し、制定できなかったものがアンリトンルールと呼ばれるようになりました。

アンリトンルールは紳士協定と呼ばれるように、公に認められていないが公式ルールより尊重される時があります。

アンリトンルールを破るとどうなるのか

野球のやり方で仕返しされます。

公式ルールにのっていないルール違反なので、公式のペナルティーを与えることができません。そのためデッドボールやバット投げで報復するといった方法になります。

見方によって幼稚となりますし、野球のプレーなので問題無いともなります。
このあたりが何とも、アメリカのルールという気がします。

アンリトンルールが無くなると

「アンリトンルールはくだらない」
「無くなればいいのに」

といった意見も多くありますが、エンターテイメントの側面もあります。

例えば、大量リードの場面で盗塁をします。
当然、次の打席でデットボールを受けるわけですが、そこで両チーム入り乱れての乱闘が起こります。

この状況になった時、不謹慎ですがわくわくしませんか?
乱闘を外から見るのって、ちょっと楽しいです。

珍プレー好プレーの乱闘編は、楽しいですよね。
※選手には申し訳ないですが

アンリトンルールが無くなったら、予想外のハプニングが無くなってしまうわけで、見ている方としてはつまらないかも。

全てを明確なルールで決めてしまうと、野球の面白さを減らしてしまうのでは。

この意見が、正しいかどうかではなく人間がプレーしている以上、いろいろな事が起こるということです。それが野球の魅力の一部でもあると思っています。
※頭部へのピンボールなどは、絶対ダメです。

アンリトンルールの対象

  • 選手
  • 監督
  • 審判
  • 公式記録員
  • ファン
  • メディア
  • その他

対象が監督、審判、選手だけと思いきや、見ているわれわれファンにもアンリトンルールがあります。

一部だけ紹介します。

ファンのアンリトンルール

「グラウンドに物は投げるな」 相手チームのホームランボール以外は

ジョークなのか本気なのか分かりませんが、こんな感じのアンリトンルールも何個かあります。

公式記録員のアンリトンルール

公式記録員は、例えわずかな可能性でもノーヒットノーランを記録しそうな試合で最初の判定をするときには、それが明らかにヒットであることを確信したうえで行うこと。

「3回ではヒットになったものが、なぜ9回ではエラーになるのか」と疑問を投げかけています。確かに試合展開によって、記録が変わるというのはなんとなく理解できますね。

【まとめ】アンリトンルール

アンリトンルールはくだらないと思う気持ちもありますが、人間がプレー、個々の価値観の違いで白か黒で決めるのは危険です。

白黒はっきりさせてしまうと、野球の面白さが半減してしまうといっても過言ではありません。ただ行き過ぎたものについては、変更する必要があります。

冒頭の増田選手が投げた場面でも、日本人の中でも意見が割れました。
何が尊敬(リスペクト)なのかは、人や国によって変わるので難しい問題です。

個人的に難しい問題だなと思っています。

ちなみに本記事で紹介した内容はメジャーリーグの書かれざるルールの要約です。安いので気になった方はぜひ!

最後まで読んでいただきありがとうございました。
野球を楽しむ際の、参考にしてもらえればと思います。

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