こんにちは、たっけーです。
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緊急登板🔥
投手 #増田大輝
\2つのアウトを取り、苦笑いを浮かべながらベンチへ
⚾プロ野球・公式戦(2020/8/6)
🆚阪神×巨人
📲#DAZN で配信#伝統の一戦 #巨人 #ジャイアンツ #giants @TokyoGiants pic.twitter.com/eXdTYU8u7T— DAZN Japan (@DAZN_JPN) August 6, 2020
Fernando Tatis Jr. smacked a grand slam on a 3-0 count with a big lead, leading to criticism from both managers.
What do you think about this unwritten rule in baseball?
🎥 @MLB #PadresTwitterpic.twitter.com/55rX1bL4Qm
— The Athletic MLB (@TheAthleticMLB) August 18, 2020
And here we have Tatis apologizing for hitting a home run lol pic.twitter.com/1iTm6lTUyc
— Jomboy (@Jomboy_) August 18, 2020
新庄選手もメッツ移籍の2001年に大量リードの8回、3-0から豪快に空振りをして、翌日にデットボールを当てられました。
この記事では、アンリトンルールについて掘り下げていきます。
本記事の内容
- アンリトンルール(Unwritten Rules)とは
- 主なアンリトンルール8選
- 日本独自のルール
- なぜアンリトンルールがあるのか
- アンリトンルールの歴史
以上をそれぞれ解説します。
本記事の信頼性
現在も草野球でプレー中
ネット情報、書籍の情報を交えて解説していきます。
歴史や理由、「そんなことまでアンリトンルールなの?」といった事実を紹介します。
それでは、本題に入りましょう。
アンリトンルール(Unwritten Rules)とは
非公式ルールのことですね。不文律、紳士協定と呼ばれたりします
野球選手なら知っていて当然、といった考え方もあるようです。
※実際、過去のエピソードで、味方選手がチームメイトに謝罪したケースもあるようです。
小さなことまで含まれているわけで、私が読んだメジャーリーグの書かれざるルールには、約140ものアンリトンルールが紹介されています。
140ぐらいありますが、今は採用されていないと思うルールもあります。時代と共に変わるのもアンリトンルールです。
有名なアンリトンルール8選
ここからは有名なアンリトンルールについて、詳しく見ていきましょう。
メジャー編
- 大差がついた試合で勝っているチームは、ボールカウント3-0から打ちにいってはならない
- 大差がついた試合で勝っているチームは、盗塁をしてはならない
- ノーヒットノーランや完全試合が継続中に、バントヒットを狙ってはならない
- ピッチャーはバッターに当てても謝ってはならない
- ピッチャーが打者をおさえた時、派手なガッツポーズをしてはならない
- 打者がホームランを打った時、塁間をゆっくり走ってはならない
- 打者がホームランを打った時、派手なガッツポーズ(バット投げ)をしてはならない
- 連続本塁打の直後は初球を打ってはならない
日本編
- 大差がついた試合で勝っているチームは、盗塁をしてはならない
- 大差がついた試合でピッチャーが打者の時、三振しなくてはならない
- 引退試合の時、引退する打者にストレート勝負をしなくてはならない
- 引退試合の時、引退するピッチャーから三振しなければならない
基本的には、メジャーと同じですが違う部分もあります。
アンリトンルールの考え方
アンリトンルールとは、一言で言えば「野球と野球関係者すべてをリスペクト(尊敬)せよ」ということになります。
違反すれば互いに気持ちよくプレーできず、必要以上の悪い感情を抱いてしまう。
これを解消するために、「一定の報復が必要であり当事者も報復を受け入れると、平常時のプレーに戻れる」という考えの元、アンリトンルールが成り立っています。
現代では行き過ぎている、と感じる人が多いです。
リスペクト(尊敬)という言葉の価値観が、国や選手によって違うのでしばしば問題になります。
なぜアンリトンルールがあるのか?
野球の一つ一つのプレーは、お互い(チームや選手)の一定の行動規範や信頼関係、約束事があるから成り立っています。
細かくルールを決めろと言うのも、おかしな話ですよね。
それが野球の良さであり、悪さでもあります。
そのルールが試合だけでなくダッグアウト、クラブハウス、記者席、客席まで独自の規範が存在しています。
野球のアンリトンルールと言われると、「意味がない」「くだらない」と思う方も多いと思いますが、一定の行動規範や信頼関係によって成り立っているスポーツともいえます。
アンリトンルールの解釈の違い
アメリカと日本、その他の国によってアンリトンルールに対する考え方も違います。
全ての野球関係者に尊敬(リスペクト)が必要と言いましたが、国によって価値観はさまざまです。
点差が離れているとき
・日本では、手を抜かず全力でプレーするのが相手を尊敬(リスペクト)
となっています。
また
大量リードの時に盗塁をしてはいけないとあります。
ただ日本人の価値観からすれば、国際試合なら点差に関係なく盗塁したいと思うはず。
国際試合も多くなってきたので、国ごとに解釈が違うので、ルール変更が必要になってきています。
※公式ルール、アンリトンルール共に
いつからアンリトンルールがあるのか?
野球の根底にある習慣や協定の多くは、書かれざるルールとして始まったものが、後に公式規則として採用されたものです。
公式ルールを制定し、制定できなかったものがアンリトンルールと呼ばれるようになりました。
アンリトンルールは紳士協定と呼ばれるように、公に認められていないが公式ルールより尊重される時があります。
アンリトンルールの対象
- 選手
- 監督
- 審判
- 公式記録員
- ファン
- メディア
- その他
対象が監督、審判、選手だけと思いきや、見ているわれわれファンにもアンリトンルールがあります。
一部だけ紹介します。
ファンのアンリトンルール
例
ジョークなのか本気なのか分かりませんが、こんな感じのアンリトンルールも何個かあります。
公式記録員のアンリトンルール
例
「3回ではヒットになったものが、なぜ9回ではエラーになるのか」と疑問を投げかけています。確かに試合展開によって、記録が変わるというのはなんとなく理解できますね。
アンリトンルールを破るとどうなるのか
野球のやり方で仕返しされます。
見方によって幼稚となりますし、野球のプレーなので問題無いともなります。
このあたりが何とも、アメリカのルールという気がします。
アンリトンルールが無くなると
「無くなればいいのに」
といった意見も多くありますが、エンターテイメントの側面もあります。
例えば、大量リードの場面で盗塁をします。
当然、次の打席でデットボールを受けるわけですが、そこで両チーム入り乱れての乱闘が起こります。
この状況になった時、不謹慎ですがわくわくしませんか?
乱闘を外から見るのって、ちょっと楽しいです。
珍プレー好プレーの乱闘編は、楽しいですよね。
※選手には申し訳ないですが
アンリトンルールが無くなったら、予想外のハプニングが無くなってしまうわけで、見ている方としてはつまらないかも。
全てを明確なルールで決めてしまうと、野球の面白さを減らしてしまうのでは。
この意見が、正しいかどうかではなく人間がプレーしている以上、いろいろな事が起こるということです。それが野球の魅力の一部でもあると思っています。
※頭部へのピンボールなどは、絶対ダメです。
【まとめ】アンリトンルール
アンリトンルールはくだらないと思う気持ちもありますが、人間がプレー、個々の価値観の違いで白か黒で決めるのは危険です。
白黒はっきりさせてしまうと、野球の面白さが半減してしまうといっても過言ではありません。ただ行き過ぎたものについては、変更する必要があります。
何が尊敬(リスペクト)なのかは、人や国によって変わるので難しい問題です。
個人的に難しい問題だなと思っています。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
野球を楽しむ際の、参考にしてもらえればと思います。