ベネズエラで野球が盛んなのはなぜ?強さの理由や歴史についても解説

  • 2022年1月12日
  • 2022年1月21日
  • MLB

悩んでいる人
・ベネズエラの野球が盛んな理由が知りたい
・ベネズエラの野球の強さの理由が知りたい
・ベネズエラの野球の歴史が知りたい

このような疑問を解決します。

本記事を読めば、ベネズエラの野球が盛んな理由、強さの理由、歴史、有名な選手など、ベネズエラの野球について網羅的にすることができます。

それでは、本題に入ります。

ベネズエラで野球が盛んなのはなぜ?歴史を解説

ベネズエラで野球が盛んなのはなぜ?歴史を解説

ベネズエラに野球が伝えられたのは、1890年代初めにアメリカへ留学したベネズエラ人学生が持ち帰った説と、首都カラカスを訪れたキューバ人によって伝えられたと言われています。

サッカーではなく野球な理由

サッカーが盛んな南米大陸にあるベネズエラで野球が盛んな理由は、アメリカとの密接な関係にあります。

産油国のベネズエラにやってきたアメリカ人のビジネスマンが、この国に野球を広められたと言われています。

1895年には、最初のクラブチーム・カラカスBBCが発足。

20世紀に入ると野球はベネズエラで1番人気のスポーツとなっています。

ベネズエラの野球はなぜ強い

ベネズエラの野球はなぜ強い

ベネズエラの野球が強い理由は以下の4点です。

  1. MLBアカデミーの充実
  2. 国内リーグ(ウインターリーグ)の充実
  3. 質の高い教育
  4. 貧困

①MLBアカデミーの充実

メジャーリーグのアカデミーがあることが、ベネズエラの野球が強い1番の理由です。

ラテンアメリカ特有の身体能力の高い選手、体格に恵まれた選手とメジャーリーグのトレーニングメソッドを組み合わせることで、数々の一流選手を誕生させてきました。

フィールドでのボールの投げ方、打ち方、プレーの仕方など技術を教えることはもちろん、フィールド以外の人との付き合い方、人格形成、考え方なども教えられます。

しかし、治安の悪化と国の財政状況の悪化、クラブハウスが襲撃されることもあり、減少傾向にあります。

ネットにあった情報を確認すると、2019年は4球団のアカデミーしかないようです。

ちなみにドミニカにはメジャー球団のアカデミーが40ほどあるようです。

②国内リーグ(ウインターリーグ)の充実

ウインターリーグが充実しているのもベネズエラの特徴です。

レベルが高く、メジャーリーグのスカウトが視察に来るため、格好のアピールの場となっています。

しかし、財政破綻と治安の悪化により、リーグ戦が以前より短縮して行われています。

2地区制で、各チーム64試合のレギュラーシーズンを経て、上位6チームがポストシーズンに進む仕組みとなっています。

この6チームで第1次ラウンド、その勝ちチームが2次ラウンドに進みます。

2次ラウンド勝者チーム同士が戦い、年間チャンピオンを決めます。

年間チャンピオンがカリビアンシリーズ(カリブ海地域の1位を決める大会)に出場します。

ちなみに過去には、多くの日本人もこのウインターリーグに参加しています。

野茂英雄、渡辺俊介など。

③質の高い教育

ベネズエラにはドミニカなどのカリブ海地域の国より、勉強するための学校が多くあります。

ベネズエラでは、質の高い教育を受けることができるので、考えながら野球を行うことができます。

ベネズエラ人は、いい教育を受けて成長し、チームの中で話し合いながら問題を解決。

ベネズエラが社会主義国家で質の高い教育を受けることができるため、グラウンドでプレーするうえで役に立つほか、より多くのツールを身につけることができます。

ちなみにドミニカは貧困の家庭が多く、家の手伝いを優先せざるを得ないため、十分な教育を受けることができません。

④貧困

社会主義国家で質の高い教育を受けることができると言いましたが、それでも中南米の国は貧困です。

野球は貧困を脱する手段の一つです。

家族の面倒を見ながら、自分の未来を守るということを強く意識します。

このようなモチベーションやハングリー精神を持つことで、ベネズエラを含むラテンアメリカで優秀な選手が多く輩出されている理由です。

ランキング・レベル

野球の世界ランキングはWBSCの公式サイトで確認できます。

2021年11月のランキングによると、日本が1位、ベネズエラは10位となっています。

オリンピックの結果を受けてこのようになっていますが、メジャーリーガーが含まれない大会の成績を反映しているので、本当の実力かは微妙なところ。

オリンピック

2021年に行われたオリンピックには出場していません。

ちなみに最終予選のメンバーは以下のとおりでした。

元メジャーリーガーで実績のある選手もいますが、現役のベネズエラ出身のスパースターが選出されなかったことからも、格が落ちる印象です。

とは言え、今後行われるWBCにおいて、メジャーリーガ―が参加するとレベルは世界クラスです。

ベネズエラで有名な野球選手

ベネズエラで有名な野球選手

ベネズエラで有名な野球選手を紹介していきます。

NPB

  • ボビー・マルカーノ
  • エディ・ディアス
  • ホセ・カスティーヨ
  • アレックス・カブレラ
  • アレックス・ラミレス
  • アーロム・バルディリス
  • フランシスコ・カラバイヨ
  • ホセ・ロペス
  • エルネスト・メヒア
  • ロベルト・ペタジーニ

NPBに来たベネズエラ人と言えば、何といっても外国人として初の通算2,000本安打を達成したラミレスでしょう。

説明の必要がないくらい活躍して、監督としても、通算336勝を挙げています。

次は世界の王の通算本塁打「55」に並んだアレックス・カブレラです。

2001年に西武に入団すると、いきなり49本塁打、124打点。2002年には王貞治に並ぶ日本タイ記録の55本塁打を記録。

NPB通算では打率.300、1,368安打、357本塁打、949打点という記録を残しています。

古い選手ではヤクルト・巨人で活躍したペタジーニも印象的な活躍をしています。

NPB通算(7年間)545安打、233本塁打、635打点を記録しています。

最近でもメヒア(西武)やロペス(巨人・DeNA)などがベネズエラ出身選手です。

MLB

  • ルイス・アパリシオ
  • オマー・ビスケル
  • ボビー・アブレイユ
  • ロナルド・アクーニャJr
  • ミゲル・カブレラ
  • ホセ・アルトゥーベ
  • フェリックス・ヘルナンデス
  • サルバトール・ぺレス
  • ヨハン・サンタナ

MLBに目を向けると、より豪華な選手が並びます。

古い選手で、殿堂入りもしているアパリシオや華麗な守備で魅了したビスケルなど印象的です。

2021年も現役の選手で言えば、2012年に45年ぶりに3冠に輝いたミゲル・カブレラ。通算安打数が2,000本を超え殿堂入りは間違いないでしょう。

カブレラに次ぐのが身長167㎝ながら、首位打者に2度輝いているホセ・アルトゥーベです。こちらも今後、順調に安打数が増えれば、殿堂入りは間違いないでしょう。

他にも愛称が「キング」と呼ばれる、フェリックス・ヘルナンデス。

2021年の本塁打王・打点王のサルバトーレ・ぺレスなど上げればきりがないくらい多くの選手がいます。

ちなみにメジャーリーグの外国籍の選手を見ると、ベネズエラはドミニカに次いで2番目の排出数を誇っています。

ベネズエラの野球の過去の成績

ベネズエラの野球の過去の成績

ベネズエラの過去の野球の成績も振り返りましょう。

オリンピック

  • 1992年:予選敗退
  • 1996年:予選敗退
  • 2000年:予選敗退
  • 2004年:予選敗退
  • 2008年:予選敗退

WBC

  • 2006年:2次リーグ敗退
  • 2009年:ベスト4
  • 2013年:1次ラウンド敗退
  • 2017年:2次ラウンド敗退

プレミア12

2015年:グループリーグ敗退

インターコンチネンタルカップ

2002年:6位

ワールドカップ

  • 1941年:優勝
  • 1942年:3位
  • 1944年:優勝
  • 1945年:優勝
  • 1950年:3位
  • 1951年:準優勝
  • 1953年:準優勝
  • 1961年:3位
  • 1973年:3位
  • 2007年:グループリーグ敗退

【まとめ】ベネズエラで野球が盛んなのはなぜ?強さの理由や歴史についても解説

最後にかんたんにまとめます。

ベネズエラで野球が盛んな理由は、石油を目当てに進出してきたアメリカの影響です。

またベネズエラの野球が強い理由は以下のとおり。

  • MLBアカデミーの充実
  • 国内リーグ(ウインターリーグ)の充実
  • 質の高い教育
  • 貧困

ラテンアメリカの多くの国に言えますが、メジャーリーガーの参加が認められるWBCについては、優勝候補の一角といっても間違いないでしょう。

ただし、オリンピックなど他の国際大会では、海外のプロで活躍している選手、元メジャーリーガー中心の編成になります。

したがって、選手のレベルは下がるでしょう。

今後、ベネズエラの野球を見る時は、メンバーに注目しましょう。

それでは、ここまで。
野球を楽しみましょう。